新宿連絡会チラシ集第四十二集(2022年1月より)

 

2022年1月1日新宿連絡会チラシ
2022年1月9日新宿連絡会チラシ
2022年1月16日新宿連絡会チラシ
2022年1月23日新宿連絡会チラシ
2022年1月30日新宿連絡会チラシ
2022年2月6日新宿連絡会チラシ
2022年2月13日新宿連絡会チラシ
2022年2月20日新宿連絡会チラシ
2022年2月27日新宿連絡会チラシ
2022年3月6日新宿連絡会チラシ
2022年3月13日新宿連絡会チラシ
2022年3月20日新宿連絡会チラシ
2022年3月27日新宿連絡会チラシ
2022年4月3日新宿連絡会チラシ
2022年4月10日新宿連絡会チラシ
2022年4月17日新宿連絡会チラシ
2022年4月24日新宿連絡会チラシ
2022年5月1日新宿連絡会チラシ
2022年5月8日新宿連絡会チラシ
2022年5月15日新宿連絡会チラシ
2022年5月22日新宿連絡会チラシ
2022年5月29日新宿連絡会チラシ
2022年6月5日新宿連絡会チラシ
2022年6月12日新宿連絡会チラシ
2022年6月19日新宿連絡会チラシ
2022年6月26日新宿連絡会チラシ





謹賀新年

不束者ですが今年も宜しくお願い致します。

                 新宿連絡会一同

  仲間たち。
 新年明けましておめでとうございます。
 仲間一人ひとりにとって、本年が良い年になるよう心から願っています。
 路上に居れば、盆も正月もありゃしねえと、良く聞かされて来たが、それはそうであるものの、気持ちだけは正月気分と行きたいものである。ここでカリカリしても仕方があるまい。なるようにしかならないのが人生なのだから、それはそれで受け入れることにしよう。そして、その上で、これからどうするのかを考えてみれば良い。
 仲間は、仕事が決まっても、福祉を取っても、何かがあれば、また路上に戻って来る。世の中、「自立」であるとか、「ステップアップ」とか云うが、実のところ、どこがゴールなのかさえ分かりはしないし、どこの時点が幸せなのかなんてことも、分かりはしない。屋根があるかないかは、時の運、ない時はないで何とかなるものでもある。そう、この街で生きていきさえすれば。
 今年も、この雑多な新宿の片隅から、世を見据えていくことにしよう。この街は何があっても不思議ではない。きっと、今年も、絶望だけではなく、面白いこと、腹を抱えて笑うこともあるであろう。そんなことを信じられるのも、この街ならではだと思うのである。
 最近、やたら生活困窮者なる言葉が良く使われているが、俺らはそんな言葉が流行る前から、経済的に困窮し、生活に困って来た。「コロナ渦」なんてのは、だから何なんだと思う次第。
 そんなに心配してくれるなら、俺らに出来る仕事をくれよと思うのであるが、決してそんなことはしないで、人を借金漬けにしたり、福祉漬けにするのが関の山、それが役所の限界。そんなことは俺らは経験済みである。問題だ、問題だとテレビやラジオで語っている連中が、仕事を出してくれるのか?これもインテリの限界。
 そもそも立場が違うのである。中間層がいくら騒いだとしても、俺らには「可哀想な子羊」の役しか回ってこない。「めぇめぇ」鳴いて、奴らの自己満足を満たしてやるのも良いかも知れぬが、それはとても疲れるものである。
 俺らが頼りにすべきは、仲間しかいない。独りで生きていけない時は仲間に頼るしかない。そこが俺らの家族である。まあ、そこには色々あって、良いも悪いもであるが、それでも、それしかないものである。
 今年は誰と共に生きていくのか?どこで、どの街で生きていくのか?そんなことを考え、想像してみるのも、また愉しいものである。初夢は夢で終わるものであるが、もしかしたら本当になるやも知れぬ。
 まあ、まあ、何とか今年もやっていきませう。特に新しいことはなく、老いていくだけであったとしても。仲間と共に。

 


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厳冬のさなか

冬はこれからが本番。寒さ対策をとにかく徹底。
調子の悪い時は迷わず福祉から病院へ。動けなければ救急車。

  仲間たち。
 4年ぶりとなるそうだが、東京も積雪が観測される程の雪が降り、最低気温も氷点下が当たり前と、そんな寒さ厳しき頃となった。東京の厳冬と云えば、1月中から2月中までが一番寒い頃。まだまだ、これからが冬本場である。今期は全国各地で雪が多い。東京もこれだけで終わるとも思えない。更に一段と厳冬への備えをしていこう。
 もう耐えられない、寒くて死にそうと云う時は、福祉事務所に相談をしてみよう。生活保護を薦められるとは思うが、それが嫌な仲間は、法外援護で一時的に泊まれる場所もある。もちろん、調子の悪い時は病院に行かせてもくれる。この寒さで結構身体にガタが来ている仲間も多い。宿や病院に入っても寒いのに変わらぬが、それでも身体を休める場所があるのとないのとではかなり違う。慣れてない仲間にとってこの寒さは、ちょっと危険でもあるので、いざと云う時には福祉に駆け込む。身体が動かぬ時は救急車を呼ぶ。そんなことも頭の片隅に入れておこう。
 冬と云えば、くしゃみ、鼻水であるが、それに加え、発熱したらインフルか新型コロナを疑った方が良いようでもある。
 今、世界中で話題になっている「オミクロン株」の実態は、未だ確たることが言えないようであるが「重症化リスクは低い可能性が高い」と云うのが、色々な症例を研究しているWHO(世界保健機関)の見解とのことである。
 この国でも、ワクチン接種が進み、既に昨年から3回目の接種も進んでいる。また、また年末に、新型コロナの飲み薬も特例承認したこともあり、感染力の強いこの株が大きく拡大したとしても、重症化は抑えられると共に、死亡率も抑えられるのではないかとの期待感や楽観論の方が、どちらかと云えば強いようである。
 他方でマスコミやら学者やら政治屋は、大変だ、大変だと、またもや危機感を煽る側に回り、色々な不確かな情報を垂れ流し世の中混乱させようとしている。
 そんな状況であるが、俺らがやるべきことは、自分の身を守ること。マスク、手洗い、うがい、消毒をしっかりとし、密閉した空間に長時間居ないこと、路上に居れば換気は常にされているので、そこは大丈夫。そして、風邪の症状が長引き発熱したら、福祉事務所を通して、もしくは動けない場合は救急車で医者に行く。コロナであろうが、なかろうが、それをしていくことである。
 ワクチンはどんな株でも重症化を抑える効果があるので、特別な事情がなければ、打っておいた方が良いだろう。住所がない、連絡先がなくて新宿区内で野宿をしている仲間への接種を新宿区はしっかりとやってくれている。やっぱり打ちたいと云う人は、新宿福祉事務所なり「とまりぎ」で相談を。簡単な手続きで接種できるのでご安心を。

 


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大寒へ

防寒着、毛布等、まだまだ配っています。
これからが寒さの本番、一層の防寒対策を。

  仲間たち。
 強烈な寒波が襲来中で北海道、東北、日本海側を始め、全国各地で豪雪となっている。東京は相変わらず気温が低いものの、幸いにして雪には至っていないが、空気の乾燥はかなりのものになっている。しっかりと手袋などで保護していかないと、指先はカピカピになる。また、のどの乾燥は各種ウィルスが付着しやすくもなるので、マスクは必需品である。この一週間も、東京は天気の崩れはなさそうであるが、晴れていてても北風が冷たい。気温は平年並以下、最低気温は氷点下前後の予報で続いているので、引き続き防寒対策はしっかりとしていこう。防寒着、毛布類は、毎週日曜日、都庁下で(午後4時20分頃から)配布をしている。まだまだたくさんあるので、必要な仲間は取りに来てもらいたい。また、火曜日、木曜日の高田馬場のシャワーサービス(午前10時から午後3時まで)でも、事務所前の廊下にて衣類の配布をしているので、こちらもシャワーついででなくとも必要であれば、持っていって防寒の足しにしてもらいたい。毛布は事務所奥にあるので、担当に声をかけてもらえれば提供可能である。毛布と云うのは「路上生活を助長させる」などとの下らない理由でもって役所では防災用にいっぱい持っているのであるが、決して俺らには出すことのない物品である。こちらもまだまだたくさんあるので、防寒用と割り切って使ってもらいたい。
 先週末だか、代々木の焼き肉店に立てこもったとかで、仲間がパクられたが、そのことで多くのマスコミが、どこに寝ていたとか、どんな風だったかだとか、そんなどうでも良いことを取材し、全国に垂れ流し、「新宿の路上生活者は何をやるか分からない存在である」かのような差別的な印象操作を繰り返していた。天下のNHKまでもが、率先してそんなことをやっているのであるから、ヤレヤレである。単に焼き肉を食いたかっただけのそんな大したこともない事件を、いかにも大きな事件だとして報道するのが、この阿呆な人々のやり方で、勘弁してもらいたいものである。NHKなどは自分の社屋の回りに多くの路上の仲間がいるにもかかわらず、今まで何もせず放置して来た会社でもある。ほんまに心配してくれるのならその仲間に仕事を出すなり、自立の支援をしてみれば良い。
 新型コロナの方は新規感染者が数字としては爆発的に伸びているが、重傷者や死者はそれに比して少なめと、今までとは違った展開を見せている。どこの数字を見るかによって対策の仕方も変わってくるのであるが、今のところ東京都は「病床使用率」あたりの数字で判断するようである。重傷者が増えなければベットは埋まらないので、「医療崩壊」なるものもないだろうし、まあ、それは妥当なところであろう。俺らにしてみれば、引き続き、マスク、手洗い、うがい、屋内で換気の弱い場所には集まらない、近寄らないをしていき、この騒動を静かに見守るのが、これまた妥当なところであろう。

 


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冬の日の

東京も雪に注意とのことである。天気予報はこまめに 確認していこう。
防寒着、毛布はまだまだあります。

  仲間たち。
 大寒の頃らしく、強烈な寒波が列島に居座り、北海道、日本海側、信越、北関東各地で大雪、大荒れの天気となっている。気温も低く、東京も氷点下が続き、北風も強く、とにかく寒い。凍て晴れが続いてはいるが、ちょいとでも崩れると大雪になりかねないので、色々と注意が呼びかけられている。雪やら雨ともなると居られる場所が限られてしまう。おまけに公共機関はコロナの対策だとかで図書館を始め、休館するところが多い。万が一、雪になっても慌てないよう、天気予報はこまめにチェックをしていこう。
 防寒対策は各自、しっかりしていると思うが、防寒着、毛布類は日曜日の都庁下、高田馬場でのシャワーサービス時などで、多く提供をしている。防寒に必要なら、追加、追加で、どんどんもっていってもらいたい。  巷でなんだかぞわぞわした噂があるのであるが、それは、政府が行う「臨時特別給付金」のようだが、新宿区は対象となる「非課税世帯」に郵便物の送付を行っている。昨年12月10日を基準日にして新宿区に住民登録がある世帯が対象で、郵便物が来たら、同封の返信用封筒に、確認書類にサインをして(前回と振込み先が同じであれば添付書類は要らない)4月14日までに送れば、10万円が振り込まれると云う仕組みである。コロナで大変な「非課税世帯」への生活支援のためのお金である。なので、住民票がどこかにあって、「非課税世帯」(一般的には年間世帯収入103万円以下の世帯)であれば、対象となる旨の通知書が来ることになっている。
 ちなみに連絡会の事務所に住民票を置いてある仲間には、既に通知の封書が来ているので、取りに来てもらいたい。役所に確認書類を返送しないと、辞退したことになってしまうので、その点は気をつけてもらいたい。
 通知書がないんだけれど、俺の場合はどうなってんだ?生活保護を受けているが、収入申告はどうするんだとか色々疑問を持つ仲間は、噂で動くのではなく、「とまりぎ」なり福祉事務所の担当に聞いてみることにしよう。まずは相談。「餅は餅屋」なので、役所のことは役所に聞くのが一番正確である。
 そのコロナであるが、「オミクロン株」なるものの感染拡大が大きくなり、重傷者はあまり居ないのであるが、政治的になにかをしなければ、支持率が落ちると云うあちらの勝手な都合で「まん延防止等重点措置」が東京を始め、全国都道府県で発令されてしまった。もはや、医療がどうのこうの、専門家がどうのこうの、と云うのは、どうやら口実のようである。そんなことをやって特定の人々を苦しめ、あげく「可哀想だから」と、金をばらまく。悲しいことにこれが貧者をバカにするこの国の在り方のようである。 
 まあ、それはともかく、自らを守るため、マスク、うがい、手洗いはしっかりとしていこう。

 


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春まだ遠し

まだまだ厳冬が続きます。防寒対策をしっかりと。
マスク、手洗い、うがいなども、再度徹底。

  仲間たち。
 東京で予報されていた雪も、何とか避けられたようであるが、春にはまだまだ遠く、厳冬の状態が続いている。北関東でも群馬あたりでは豪雪であり、寒気がこれ以上南下しないことを身勝手に願うばかりであるが、そう云う願いと云う奴はたいがいは叶わないものなので、引き続き天候には注意である。
 冬の路上で凍えて死んでしまうことが俺らの最大の「敵」である。コンクリートの上はとても冷たい。直かに寝れば、身体の熱がどんどんと奪われて行く。あまりにも寒いので、お酒を飲んで暖まっても、酔いが醒めれば同じこと。とにかく防寒、防寒。そこをしっかりとやっていこう。
 まわりに寒そうな人が居たら声をかけてみよう。必要なら色々なことを教えてあげよう。苦しんでいるようなら救急車を呼んであげよう。福祉事務所の場所を教えてあげよう。仲間のネットワークや、仲間の力で冬を越すのが、延々と続く新宿の越冬の姿である。誰かが来て助けてくれるなんてことは、ほんの小さなこと以外、ほとんどない。来るのは警備員かお巡りだけ。まあ、世の中いくら着飾っても、実はそんなものなので、とにかく仲間の力で頑張っていくしかない。
 毛布や防寒着の放出は続けているので、必要な仲間は取りに来てもらいたい。汚れてしまった、盗まれてしまったと云う話も多い。後であの時、毛布や防寒着があれば、なんて後悔することもあるかも知れないので、必要以上に揃えておくことが良いかも知れない。
 また、寒くて眠れないと、当たり前だが調子が悪くなる。持病のある仲間は持病が悪化もする。もう野宿は限界だと思う仲間は、福祉事務所なり、「とまりぎ」なりで相談をしてみよう。役所も人の子。都会の冬に野宿する辛さは、身近でいつも見てくれている新宿のワーカーさん達は、誰よりも分かっている。「野宿していて何とかしたい」と相談すれば、今の時期なら「すぐ暖かいところへ入ろう」となり、泊まる場所を探してくれる。二度目、三度目でも大丈夫。冬の新宿は情けの街でもある。せっかく役所がそう言ってくれるのだから入ってみようじゃないかと、なるのも良いのかも知れない。命をつなぐため、多少は恥ずかしいこともしなければならない。時には穴をまくる時もあろう。
 さて、新型コロナの方でるが、「オミクロン株」なるものがやたら感染力が強いようで、新規感染者はべらぼうな数になって来ている。東京はピークアウトはしていないようなので、まだ感染者が増えるだろうが、特にワクチンをまだ接種していない仲間、健康上等の理由があって接種できない仲間は、重症化する恐れがもあるので、細心の注意が必要である。とは言っても、今は飲み薬も開発されたので、そうそう恐れることはないが、持病があると合併症となり、それで息途切れるなんてこともあるので、それなりの注意はしておいた方が良いだろう。マスク、手洗い、うがい、換気が悪く人が密集しているところに長時間居ない。その基本をしっかりとしていく。そうやって自分の身を守っていこう。そして、もし路上で発熱して動けない状態なら救急車を呼ぶ。
 いちいち過剰に反応することなく、しっかりとした感染対策を。

 


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立春なれど

まだまだ寒波がやって来るそうで、今年は例年より寒い。
防寒対策を兎にも角にもしっかりと。

  仲間たち。
 「立春寒波」などと呼ばれているものが列島に押し寄せているようで、東京でも、例年より寒く、週末頃には雨、雪の予報も出ている。もちろん日本海側では大雪である。今年は春の訪れはまだ先のようで、まだまだ防寒対策しっかりとしていこう。
 防寒着、毛布はまだまだあるので、どんどん出している。必要な仲間は日曜日の都庁下か、事務所に取りに来てもらいたい。
 唐突であるが、元都知事の石原慎太郎氏が亡くなり、各方面から追悼の声が寄せられている。俺らにとっても24年前、丁度長野オリンピック開幕の日の朝、西口の地下広場の段ボールハウス郡で火災が起き、4名の仲間が亡くなり、200名あまりの仲間が自主避難を余儀なくされた苦難の大事故の次の年、石原都政が誕生し、以降長きに亘りホームレス対策に関して喧々諤々したものである。そして最大の功績は公園の姿を一変させた「地域生活移行支援事業」(「3000円のアパート事業」なんて呼ばれていたが)である。強制排除でも生活保護でもない手法で、「屋根と仕事」を同時に解決せんと、重点地区を一気呵成に実施したこの事業によって、新宿区内は当時400名近いテント生活の仲間が居たのを、これをゼロにしたこと(都内全域の都立区立公園やら都立の河川敷も同様に)、ホームレス問題に関する石原都政の最大の成果であっただろう。口では厳しいことを云いながら、実質俺らのことを一定程度汲んでくれ、それ相応の対策をしっかりとやってくれた。俺らもこのことには大変感謝をしている。世間と共に、迷惑だろうが、俺らも追悼したいと思う。そして、ご苦労さまでした。
 その後の都知事は現職も含め俺らの問題に関しては「ちんぷんかん」(まるで興味がないの)であるが、石原都政が敷いたレールを踏み外さないことを願うだけである。
 話は変わり、健康管理のことであるが、新型コロナの「オミクロン株」の流行拡大が、そろそろピークになるのか、ならないのかと、そんな状態であるが、今回は若者や子供たちがメインのようで、おまけにそんなに重症化はしないようなので、あまり過剰に反応しない方が良いのかも知れない。それでも重症化リスクが高いとされている高齢者や基礎疾患を持った仲間や、ワクチンをまだ打っていない仲間(野宿していても打てるので、相談は福祉事務所へ)は、それなりに気をつけ、マスク、手洗い、うがいなど基本的な感染対策は今一度見直しながらやっていった方が良いだろう。発熱しても肺炎への転化は少ないようなので、マスク、うがいは、かなり重要だと思われる。空気がかなり乾燥しているので、喉のケアもしっかりとしていかないと、そこにウィルスやらが付着したりするので、相応の潤いは必要である。そして喉ががらがらしたりしたら、発熱に気をつけ、市販の熱冷ましの薬を飲むなりの対策を。急に発熱をして動けなくなったら救急車なりで病院へ。

 


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冬との最終戦

毛布、防寒着等を提供中。とにかく防寒、防寒。
調子の悪い仲間は無理せず福祉事務所経由で病院へ。

 仲間たち。 
 東京も大雪となるはずが、23区内はそんなには積もらず、まあどうにか何とかなったようであるが、天気はまたもや崩れ、またもや雨か雪である。だいぶ乾燥していたので、湿り気には丁度良いのかも知れないが、長い雨や雪は空気を氷のように冷やす。コンクリートも底から冷たくなる。毛布や衣類も、一度濡れると、なかなか乾かない。今年は難儀な冬ではあるが、踏ん張って何とか乗り切ろう。 
 公園の、日当たりの良い場所の梅は開花している。昼間、暖かな日差しがあると、何となく春の陽気も見えて来る。もうしばらくの辛抱である。月が変わる頃には天気も変わり始めることであろう。 
 新型コロナの「オミクロン株」なるものも、そろそろ流行のピークかなと云う時点に来ているようである。効果があまり確認されていない「まん延防止等重点措置」が東京も延長されたが、これも暖かくなればじきに解除されることだろう。こちらも今が辛抱。 
 そんな微妙な時期の中、東京マラソンが3月6日(日)に開催予定である。参加者全員にPCR検査を義務づけるようであるが、感染拡大の中での開催となるようなので、やるかやらないかの最終判断は18日に公表するとされている。まあ、また延期などとしないで、気持良く中止にして頂いた方がすっきりするのであるが、もし開催となると、都庁下などに荷物を置いてある仲間やそこに寝ている仲間は、移動しなければならないので、一応そうなった場合の対応も考えておこう。移動場所等は例年と同じで、一日だけなのでそう混乱はないとは思うが、交通規制は警察の管轄となるので刃向かうと捕まってしまう場合もあるので、気をつけよう。「面倒くさい」と駄々を捏ねるくらいは有りかも知れないが……。 
 「オミクロン株」問題、欧州やアメリカでは一応ピークは終わり、規制緩和の流れに変わり始めたようである。こういうものは流行性なので、いつかは波は止む。重症化しないためのワクチンも3回目が有効であるとの報告が各国で出されてもおり、また子供への接種も可能とのことなので、これまた、そんな流れになっている。とは、言え「オミクロン株」が終わったとしても次の株が出て来たりもするので、何だかイタチごっこのようではあるが、「人類の叡知」なんてものは、所詮そんな程度のものであろう。 
 それでも何とか生きるために、ワクチンをまだ打っていない仲間は、住所がなくても、何がなくても接種は可能なので、相談は、まずは新宿福祉事務所へ。そこで色々な書類を揃えてもらえる。昨年11月新宿区の集団接種で打った仲間の3回目の接種は、まだ時期が早く、一般の人の3回目が終わってからとなるだろうが、これも打てることになるので、慌てずに、その機会を待っていよう。 
 まあ、とにかく天気の崩れには気をつけ、寒いので風邪等を引かぬようしていこう。 

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最後の冬

3月6日(日)都庁出発の東京マラソン大会があります。
是非はともかく、場所により移動要請もあるので、気をつけて。

  仲間たち。
 昼間の日差しに、春がようやく見えはじめた頃なのに、真冬に逆戻りの天気となり、雨も降り冷え込み、なかなか冬将軍は去ってはくれない。今回の寒波では北陸は記録的な豪雪となっており、東北、北海道はもちろんであるが、群馬、長野、新潟も同じく大雪である。比較的暖かな東京にいるとなかなか実感はないが、今期の冬は列島全体が雪で覆われるような、そんな冬である。
 今週は、どこまでこの寒気が弱まるかであるが、関東では大きな崩れは予想されていない。晴れ間の時は、風もなく日なたでゆっっくり休めるくらいの気温になってくれれば良いのであるが。どうなるか?まだまだ冬である。あまり弛緩せず、緊張感を持ってあと二、三週間の冬を、しっかりと過すことにしよう。
 防寒着、毛布、ホカロン類はまだまだあるので、必要な仲間は日曜日都庁下に取りに来てもらいたい。食事の提供はみんなで握った「おにぎり」を持って、同じく毎週日曜日、パトロールも兼ねて各所を回っている。コース等が分からない仲間は、出発地点の都庁下で、衣類提供が終わった後に出発なので、そこで待っていてもらいたい。長野や新潟の方と、長年結びついている連絡会は、農家の方々が手塩をかけて作った米や農作物を、みんなで、わいわいがやがやしながら切ったり、握ったりして、提供している。その愛情と支援の心意気をどう受け止めてもらっても構わないが、コロナがあってもなくても、それが、俺らの変わらぬ基本のスタイルである。能書きを云う奴等は現場には来ない。もちろん役人も同じく、通りすがりはするが、そこに屈んでまでの時間を費やさない。なので、仲間の力で仲間を支える。時代が変わっても、路上の仲間が減っていても、そうやってでしか生きていけないのが、路上でもあり、いつも変わらぬ路上の冬の在り方でもある。
 仲間を作り、仲間を信じ冬を乗り切ったのなら、そうやってまた一年、生きていける。そう云うことを示すのが、俺らの越年越冬闘争であり、それも、そろそろ季節と共に終わる。
 まあ、それは良いが、残念なお知らせで、3月6日(日)の「東京マラソン」は、都からのイベント規制がないことを良いことに「決行」すると云うことが先日、確定した。多くの若者が集まり、「密」ともなるので、そこには近寄らないことをお勧めする。都庁下周辺で規制が入るのは、当日の早朝から午前中あたりまで。靖国通りを東に向い、今回、ゴールは皇居前なので、新宿での影響は限定的であるが、都庁下の仲間を中心に荷物の移動、寝床の移動を求められるのと、清掃、撤去が直前に入るので、ちょいと面倒であるが、数日間だけなので、嫌でも、まあ、ご協力を。この機をと云う仲間は新宿福祉事務所なり、「とまぎり」なりに相談してみるのも良いだろう。愚痴を言っても、誰かに相談しなければ何も始まらない。それは、どこの世界でもそうである。冬の終わり方として最後がちと面倒でもあるが、ここも何とか乗り越えていこう。  

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頑張れ春

昼間暖かく夜は寒い。そんな季節の変わり目なので 体調管理、血圧管理をしっかりと。
何かあったら病院へ。

 仲間たち。
 梅に続いて、東京でも近ごろ多く植えられている河津桜も開花し、日差しも、気温も上昇中である。何だかんだと、もう3月。春は近い。
 けれど、今期の冬将軍はそうそう簡単に撤退はしない。気温も上がったり、下がったりと安定しない。寒の戻りが何度もあり、春になる。夜は流石に氷点下にはならないだろうが、それでもまだまだ寒い。昼の気温と夜の気温の差が大きくなり、そうなると、路上で過すのも何だかんだと大変である。血圧が高いであるとか、心臓など循環器系の疾患を持っている仲間は、こう云う時が一番危ない。血圧が安定しない仲間は、薬を常用している仲間は忘れず欠かさず飲み、まだ病院に行っていない仲間は、一回医者に行って、検査してもらい、血圧を下げる薬を処方してもらった方が良いだろう。とりわけ高齢者の場合、血圧が高いと云うだけで「基礎疾患」となる。風邪引いた、インフルやらコロナに、もし感染したら、ちょいと危なくなったり、重症化したりするリスクが高くもなる。なので、体温もそうなのであるが、血圧と云うのには、こんな季節の変わり目の時には特に気をつけて見ておいた方が良い。
 ロシア軍がウクライナに軍事進攻をして、東欧方面で大きな混乱が始まりつつある。事態がどう動くのか、その影響がどうなるのかはよう分からないが、こんな事態をうまいこと納めるのが両国の政治の仕事なので、どっちが良いか悪いかではなく、何とかなるように願う他ない。それにしても、市井の人々の生活を、力づくで壊してしまうことは、それが戦争と云う手段であってもなくても、惨いことである。  春になっても世界や社会は明るくはならないだろうが、世界や社会などほうっておいて、せめて俺たちの気持ちだけは前向きになるようにしていきたい。気持ちが萎えればそれまでである。  どうやらコロナの「オミクロン株」流行は長期化するようであるが、感染者数はじょじょに下がっているので、その内、色々な制限も解除されていくであろう。スポーツであるとか、イベントであるとかは、ある程度普通に開催されている。「密」だ「密」だと大騒ぎする局面も少なくなった。夜中、店で酒が飲めないぐらいである。自分がコロナにかからないよう、マスクなどをして注意をしましょうと云う、これだけ感染者数が増えても、かつてと比べればそんな程度なので、春の気持ちを下げることもなかろう。
 まあ、着るもの、寝るものなどをある程度、まとめ、清潔にして行く。そう云う衛生面の注意は常に必要で、そこら辺を基準に路上の仲間への支援と云うものは作られてもいる。衛生面と云えば、連絡会のシャワーサービスは今も続けているが、場所を提供してもらっているNPO側からの話もあって3月からは原則「登録制」にすることとなった。もちろん個人情報は適切に管理していくので、協力を宜しくお願いしたい。利用する場合、まず事務所まで顔を出してもらえればと思う。
 今週は東京マラソンの関係で対象地域は色々と大変ではあるが、こう云う機会がなければ片づけや掃除も出来ないので、ついでだと思って自分が暮らしている場所の環境を良くしていくのも大事であったりもする。何事も悪い風に考えない。春はそれが大事でもある。
 

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春の空に

東京マラソンの対応、どうもお疲れさまでした。
春になってもマスク、手洗い、うがいを。

  仲間たち。
 日を追うごとに春らしい陽気となり、春一番が吹き、染井吉野の開花予想なども出ると、長かった冬の終わりが間近であることを実感させられる。世は別れの卒業シーズンであり、新たな出会いを求める出立の季節でもある。  それが春だと良いのであるが、新型コロナは高止まり、大陸のかなたでは戦争も始まり、経済もインフレ傾向になるなど、色々と不気味な春でもある。
 そんな中、戒厳状態ではありながら、東京マラソンも久しぶりに行なわれ、掃除だ、引っ越しだと、対象地域の仲間は何かと忙しい一週間であったと思うが、好天続きだったのが不幸中の幸い。まあ、お疲れさまでした。毛布がなくなってしまったとか、この際、取り換えようなんて云う仲間は、毛布、衣類提供はいつもの通り、日曜日にまだまだやっているので取りに来て頂きたい。何せ、こんなご時世なので、身の回りのものは清潔を保った方が安心でもある。マスクや手洗いうがいなど、予防はもう良いよ、飽きたよと云う仲間も居るかも知れないが、今はやりの「オミクロン株」は、よほど感染力が強いのか、新規感染者も思ったよりもなかなか減らず、高止まりのままである。そんなこともあり、東京等の「まん延防止策」もまたもや延長のようである。ワクチンを打っていれば重症化のリスクは低いようであるが、だからと云って無警戒でいると、たちまち陽性で、自宅待機と云っても俺らはどこに待機するんだとか、療養施設も色々と条件があるようで全員を受け入れているわけでもないので、どうするんだいと云う、とりあえず一般の施設に入れておこうとなると、今度はそこでクラスター。そんなおかしな問題になってしまう。熱が下がれば快方に向かうようであるが、感染中はウィルスを咳や会話で放出させている。それがまたあちこちへと拡散し、なかなか感染が収まらない。そんな状況でもある。まあ、都にどうにかしろと言ったってどうにもならないのだから、とにかく自衛である。マスク、手洗い、うがいなど基本的なところを再度見直し徹底するしかなかろう。そして、もし発熱したら、マスクなしでの会話を絶対にしない。喫煙所で煙草を吸うなんてもっての外。自分が触ったものは必ず消毒する。コロナだろうが、インフルだろうが、そうやって他人への感染を食い止めるしかない。もちろん、呼吸困難になったら肺炎化の恐れがあるので、すぐに救急車。持病がある仲間はとにかく、自分の病状を見極め、しっかりと判断する。
 さて、こんな時期に「住民税非課税世帯等に関する臨時特別給付金(10万円)」の給付が始まったが、「住民登録がない人でも給付金を受けとることができる可能性がある」ことを周知しろと、国からのお達しがあり、新宿区がわざわざそのためのチラシを作ったとのことで、裏面に掲載をしておく。個人差と云うか、事情の違いによって色々なケースがあるとは思うが、住民票がなくて受け取れる、ウルトラ策があるのかないのか、まずは役所に相談をしてもらいたい。役所はやだよと言う仲間は「とまりぎ」にでも行って聞くと良い。
 しかし、今の時期、それを貰っても、その金で、どことは言わないが、「密」な場所に行って遊んでしまうと、そこで感染してしまったなんてことも実際にはあるので、何ともタイミングの悪い施策ではあるが…。
 

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爛漫な春へ     

暖かくなり、スギ花粉も飛び交うと、花粉症にもなります。
新型コロナともども気をつけていこう。

 仲間たち。
 あの寒さが嘘のような好天が続いている。多少の寒の戻りはあっても、季節は早くも春のようである。昼間の気温はぐんぐんと上がり、上着要らずの日も多くなることだろう。しかし、ここら辺は調整が難しい。夜は最低気温が10度前後でも、風などあればそれなりに冷え込む。上着はまだまだ要るし、寝るのも毛布や寝袋が必要である。そうなると荷物が多くもなり、その保管やら管理にも一苦労である。暖かくなれば、暖かくなるでこれまた苦労も多い。
 冬は何とか超えたのであろうか?大ガードで寝ていた古くからの仲間が、寒さか、内蔵疾患かで亡くなったとの報もあり、また、施設から搬送された高齢の仲間もコロナで亡くなったと、割と近いところから、そんな報を聞くようになった。そんなことを知ると、無事に冬を越した訳ではなく、今期もまた多くの犠牲を払い、大きなものを失いながら、どうにかこうにか辛うじて乗り越えたと、言った方が良いのであろう。寒さとコロナのダブルパンチの中での越年越冬であったが、何とか生き残ったならば、それもまた定めなのであろうから、英気を養い、これからも踏ん張ってもらいたいものである。
 この冬、亡くなられた仲間に無念追悼…。

 新型コロナの「オミクロン株」流行は、どうも長期化するような感じもあり、今までとはタイプが違い、少し不気味でもある。先日、感染した人に話しを聞くことが出来たが、入院は必要なし、療養施設は遠方にしか開いていないとのことで自宅待機、で、「軽症」かと思えばそうではなく、連日、40度近い高熱、そして喉が焼けるほどの痛みで、栄養すら取れない、医者からもらった解熱剤も効かない。と、云う悶絶状態で数日を越したとのことである。「ただの風邪ではまったくなく」経験したことがない苦しみであったそうだ。「軽症」と区分されている状態がこんなものなら、「重症」ともなれば、相当な苦しみ方をするだろうと想像に難くない。
 この株の感染力を甘くみず、とにかく自己防衛であり、予防をしっかりとしなければと、思うのである。
 「ワクチン接種」は3回目が推奨されている。二回目を打ってから7ヶ月(高齢者や基礎疾患がある人は6ヶ月)経つと3回目が打てることになる。住民票がある仲間は、そこに通知が届くし、住民票がない、もしくは遠方な場合、路上の仲間は、まずは新宿福祉事務所に相談に行けば、予約が可能である。昨年11月の集団接種会で打った仲間は、まだ先になるが、自分で手続きをして打った仲間は3回目の時期はばらばらなので、自分で計算をしてみよう。そして、まだ一回も打っていない仲間も、住所がなくてもワクチン接種は可能である。こちらも、路上の仲間は福祉事務所で相談を。
 「臨時特別給付金」(裏面参照)よりも、こちらの方の告知が大事だと思うのであるが、それはまた追って新宿区からお知らせがあるであろう。
 「臨時特別給付金」は、よほどの事情がない限り、結局はどこかに住民票を移さないと、となるようである。個別の事情は色々あるので、何とも言えないが、可能であれば移した方が、賃貸であるとか、役所仕事の手続きには必要になったりもする。まあ、そこは大きな声では言えないのであるが、今回も「転入先」がないのであれば、相談して頂ければ(さすがに勝手には駄目よ)何とかは出来るので、こちらも相談を。


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彼岸まで     

長かった「まん延防止」もようやく解除されるとのことなので、 気をつけながらいつもの暮らしを。
 今年は花見もやります。 

 仲間たち。
 大きな地震があったり、急に真冬並の気温に下がったりと、季節代わりの時期だけに、そうそうすんなり穏やかにならないようである。かの国の戦争も終わらず、ガソリンも上がったままで、物価はインフレ傾向。いろいろな不安が押し寄せる春でもある。
 新型コロナ(オミクロン株)の方は、ようやく新規感染者数が減り、「まん延防止策」が21日で解除されるとのことで、これだけは明るいニュースである。これにて、あちこちでの規制も緩和されるであろうし、飲食店での雇用もまた戻って来る。多国籍の外国人観光客が居ないので、まだまだ新宿らしさと云うものは先のことであろうが、何とか元の賑わいに戻ってもらいたいものである。
 まあ、彼岸前に桜の開花となってしまったが、これからはどこへ行っても良い季節になる。寒の戻りは多少あるかも知れぬが、暖かな日も多くなる。夜と昼との寒暖差が激しいので、そこだけは注意をしながら、昼間は公園でゆっくりすると云うのも、この季節の過ごし方。都内の公園の花見は自粛傾向にあるが、三々五々やる分には特には問題はなさそうである。今期はとりわけ長く厳しい冬でもあり、それを何とか乗り超えたのだから、お疲れさまの気持ちで、かつて恒例であった「花見の会」でもやりましょうと云うことになり、裏面に詳細が書いてあるので、宜しかったら青空の下、桜はもう散っているかも知れないが、一緒にわいわいではなく、ひっそりと飲みませう。
 それはそうと、季節の変わり目と云うのは、気候のせいもあるだろうし、気圧の影響などもうんぬんされているが、どことなく調子を崩してしまう人が多い。暖かくなると花粉も飛び交い、「花粉症」と云うものも、そこそこ流行っている。気温差の関係でちょっとした風邪を引いてしまう時もあり、また、心臓がキュっとなることもあり、新型コロナだけでなく、色々な病気に気をかけていく必要がある。
 自分は大丈夫だと思っていてもかかってしまうのが病気と云うものである。自分の体調の変化と云うものには常に敏感であった方が良いだろう。寒い時、我慢に我慢を重ねていた身体が、温かくなるとふと緩む。その緩んだ隙に病魔と云うものはやって来る。
 調子の悪い時は、病院に行くと云うのが必要で、勤めている人なら年に一度の健康診断があるが、俺らにはレントゲン検診ぐらいで、その他の検査と云うものはしないし、出来ない仕組みになっている。その代わり、保険証がなくても、住所がなくても、実際に新宿区内で暮らしているなら、指定の病院に行ける仕組みを新宿福祉事務所はしっかりと持っている。相談は面倒だと思うかも知れないが、意外とあっさりとしていて、手続きも簡単である。字が書けないとか、そう云う時も対応をしてくれる。朝一番に相談をすれば、午前中の診察には間に合うし検査をしたりとか、薬をもらったりとかで時間は取られるが、一日あればだいたいは終わる。その結果を福祉事務所に持っていけば、その後の生活のことの相談もしてくれる。
 調子の悪い時は、福祉を通して病院へ。これ基本である。


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満開の     

4月2日(土)は、仲間の花見の会(裏面参照)。
 冬は越したので、桜を見ながらゆっくりと。

  仲間たち。
 ここのところ、「寒の戻り」と云うより「花冷え」と言った方が良いのか、そのせいで桜の開花が遅れていたが、今週は春の雨の後で、気温もまた上がるようである。そうなると桜も満開シーズンとなり、どこの公園も花見客が多くなる。今年は都立公園を筆頭に「宴会自粛」と野暮なお達しがあるようだが、江戸の人々は「それはそれこれはこれ」で、皆、色々な方法で花見を楽しんでいるようである。
 どこの公園も桜以外のあれやこれやの花が咲き、春の色に変わっている。穏やかな日は、がやがやとした喧騒を忘れ、そう云うところでのんびりするのも良いのかも知れない。心と身体を休めるのも春ならではである。「花より団子」と云う仲間は、今度、新宿中央公園で花見をやるので、そこでひっそり、目立たぬよう、一杯いこうではないか。
 こう云う季節の変わり目は、体調管理が難しい時期でもある。路上であれば、昼間は良いが、朝晩はなんだかんだと冷えこんだりもする。寝具なしに横になっても、夜はそうそう眠れたものではない。夜と昼の気温差も10度近くなると、たとえば血圧が高い仲間や、心臓など循環器系の持病をもっている仲間などは、急にめまいがしたり、身体が動かなくなったりと、そんな症状も出て来てしまう。心臓を酷使するとそのまま「パタン」なんてこともある。生活の変化と云うのは、自立神経もバランスを崩しやすくなる。こちらも進行すると、めまいなどの症状が出たり、精神的に不安定になったりもする。昔で言う「五月病」なんて云うのは、そう云う原因らしい。  新型コロナは、マスクをするなどの予防をしっかりとしておけば、何とかなり、何とかならなくてもワクチンなどを打って重症化を防げば良いのであるが、命にかかわる病気と云うものは、世の中に他にもゴロゴロしている。健康でいたいと思っても、まあ、人は病気になるものである。こればかしは、誰が悪いとか云う問題ではなく、致し方ないことである。
 なので、体調が優れない仲間は、まずは病院に行くことをお勧めする。感染症をマスクで防いでいるよう、他の病気は、投薬でその進行を防いでいる。その薬を処方してもらうためには、まずは病院に行って、検査をし、医者から正式な病名をもらう必要がある。
 保険証がなくても、現金がなくても、福祉の制度を利用すれば病院にはいける。生活保護と云えば、宿のこと、生活費のことを、真っ先に思い浮かべるのであろうが、けっこう大事なのは治療費のことでもある。お金がなくて医者にいけないは、大昔の話しで、今は、そう云う制度を使えば病院にいけるし、検査も診察もしてくれるし、薬も処方してもらえる。もちろん、通院し続けること、重篤な時は入院も可能である。自分の身体を守るためにも、そう云うことも覚えておこう。まずは福祉事務所に相談である。医療班の先生方に「紹介状」を書いてもらっても良いので。パトロールでお医者さんが来た時、一声かけてもらいたい。
 自分の体調をしっかりと管理しながら、いざと云う時は適切に対処し、その上で春を楽しむことにしよう。


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桜散れども     

まだまだマスク生活は続くようです。春になっても感染予防は しっかりと。
今度の日曜は鍼灸相談会もあります。

 仲間たち。
 桜の花は、桜吹雪。散って、散って、新緑が芽吹いているが、満開後の荒れた天気に持ちこたえた桜は、花冷えのせいもあり、辛うじて持ちこたえているようではある。
 昨日の花見の会も、色々と制限がある中、おおいに楽しめた。季節とコロナで最も厳しかった冬を、幾多の犠牲を払いながらであるが、どうにかこうにか乗り越えた、仲間の笑顔の中にはそんな実感がこもっており、感慨もひとしおであった。
 まあ、何とか生き残った者は、それはそれで生きていこう。春なのだから、気持ちだけでも楽しく、そして前向きに、である。
 そんなこんなしている内に、新型コロナの新規感染者が、それなりの水準で下げ止まってしまい、再びまた増加しているようでもある。色々と専門家の先生方が注意を喚起し、政治屋さんたちは、それを口実にまたもや何かをしたげな感もある。どうなることやらではあるが、この先もマスク生活がまだまだ続くのは間違いなさそうである。引き続き、自分の身は自分で守ろう。どんな時でも予防はしっかりと。そして、調子が悪ければ、福祉を通して病院へ。誰かや何かのせいにせず、これが基本である。
 「まん延防止措置」が解除されてから、色々なところで制限が解除され、大変不安の中ではあるが、経済もまわり始めている。2月の有効求人倍率は全国平均で1.21倍まで上昇し、宿泊、サービス業も、もちろんまだまだコロナ前までには至らないが、それでも回復基調である。東京は2月ではまだ0.94倍であるが、これも上昇が期待されているし、あちこちから求人の情報も入り始めている。自立支援センターの方も入所制限があったようだが、それも解除され、待機していた仲間がようやく入所できるようになった。若い仲間は仕事へ、仕事へ、と流れ始めている。
 貸付だ、給付金だ、も良いが、仕事が出始めたら、そんなものよりも仕事へ行き、稼ぎ、生活を建て直す。これはごくごく普通のことである。病気や高齢だと、福祉やら年金やらと、また別の道になるとは思うが、店舗がまた元に戻ったら、清掃などの簡易な仕事も戻ってくることであろうし、街が元通りになれば警備の仕事なんかも増えてくる。
 仕事がない時に自立支援センターに行っても、あんまり意味がないのであるが、仕事がある時は、こう云う仕組みもおおいに役立つ。住民票も置けるし、マイナンバーカードのような身分証明書も作れる。住み込み仕事だけでなく、職場の近くにアパートを借りる場合でも転宅資金も半分であるが、出してくれる。この仕組みを使って仕事に就いた仲間はごまんといる。
 入所希望の仲間は福祉事務所で相談をしてみると良い。わけの分からぬ人々があらぬ話しをしているが、役所の事業のことは、役所が一番良く知っている。新宿の場合はすぐには入れないが、一時宿泊施設で待機すれば、そう待たされずに入所は可能である。
 とはいえ、元に戻るにはまだまだ時間がかかるだろうが、その時々の状況にあわせながら、行ったり来たりしながらも、良いのかも知れない。


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春はあけぼの     

暖かくなると身体にガタが来たりもします。
最近調子が悪いなと 感じたら、福祉を通して病院に行くことも一考。

 仲間たち。
 極端な花冷えもあり、大雨もありと、とんでもない春の始まりであったが、ようやく気候も安定し始めた。それでも春の天気と云うものは結構変わりやすいもので、今週も花曇りの日が続き、雨も予報されているので、とっさの雨で濡れぬよう気象情報は毎日チェックを続けておこう。また、昼と夜との気温差も相変わらず大きいので、しっかりと寝場所を作らないと、風邪を引くなんてこともあるので、その点は春に浮かれず意識を強めておこう。  風邪を引くぐらいであったら良いが、今はコロナのウィルスがうようよしている時代、万が一そんなのにかかったら、高齢者や持病のある仲間は結構大変な思いをするので予防はしっかりとしておいた方が良い。最近の「オミクロン株」なるものは感染力がやたらに強く、空気感染も云々されているようで、なかなか防ぐのも難しい。東京都の新規感染者数は一時よりは下がってはいるものの、一定の水準は維持し続けている。その内訳は若い人や、子供が多いとのことなので、そう云う人々との接触が少ない俺らの世界では一安心であるが、引き続き、密閉された人混みには気をつけて生活をした方が良いだろう。もちろんマスクは必須である。同じマスクをずっとしている仲間も居るが、家庭用不織布のマスク(サージカルマスク)は基本使い捨てで、一日一枚の交換が一般的な使い方でもある。そんなにまとめて持っていられないと云う仲間も多いと思うが、連絡会にはマスクの在庫はまだまだ相当あるので、自分の持っているマスクが切れたら、都庁の下でも、シャワーサービスの時でも、もらいに来てもらいたい。10枚から50枚単位で渡せるので必要な量だけお渡し可能である。ガーゼマスク(アベノマスク状のもの)を愛用の仲間も居るが、その場合も毎日洗って繰り返し使うようにしておこう。屋外に常にいるとコロナ以外も色々な菌がうようよしている。そんなちょっとしたことが予防になるので、その点はしっかりとしていきたいものである。
 新型コロナに感染したとしても重症化しないためのワクチン接種は、どんな立場の人でも、保険証がなくても、住所をどこに置いていたか忘れてしまっても、身分証がなくても、接種券が届かなくても、今住んでいる役所に相談にいけば無料で打てることとなっている。今話題になっている3回目の接種は、2回目を打ってから6ヶ月か7ヶ月後に三度接種するのが有効であるとされているので、昨年11月に集団接種した仲間も来月になれば半年後なので、心構えをしておこう。接種方法や場所については、今、新宿区で検討中とのことで、近いうちに発表されると思うのでこれにも注目しておこう。
 いやいや、実はまだ打っていないよと云う仲間は、新宿福祉の窓口に行って相談をしてもらいたい。色々と噂されていたワクチンの効果と云うのは既に実証されているので、安心と云えば安心である。とりわけ高齢の仲間や、血圧が高いなど持病がある仲間は、何かない限り、接種した方が良い。
 春は健康を気遣いながら、羽ばたいていけるのであれば、羽ばたいてみよう。
 


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春愁なれど     

気候の変化、気圧の変化、極端な温度差にご注意を。
調子が悪い仲間は救急車か、福祉を通して病院へ。

  仲間たち。
 それにしてもおかしな春である。ようやくと思ったあとに今度は季節外れの台風となり、気温も冬並に戻り、夏日と冬日が混同したような気候になってしまった。明日あたりからまた20度ぐらいの気温になるが、大気が不安定なので雨の予報も出ている。そうなると最低気温もこれまた乱高下で、またしても気温差の大きい週となりそうである。
 心臓病や血圧が高いなどの循環器系、全身がだるくなったり、手足が痺れたりする自立神経系、また腰痛など慢性疾患を持っている仲間は、こう云う気候の急変やら、気圧の変化やらに弱い。寒くなると血圧は高くなるのが普通であるが、急に血圧が高くなったりすると、めまいを伴ったり、倒れたりもするし、足に力が入らなくもなる。そうなると安静が必要になるのであるが、路上だと安静も何もないので、とても困ってしまうことになりかねない。
 立てない時、起き上がれない時、どこかに激痛が走る時は救急車を呼んで病院に運んでもらうのが一番である。救急車は自分でも呼べるし、通行人やら警備員やら、交番のお巡りさんに呼んでもらっても構わない。早め早めの対応をしていこう。
 循環器系の病気の仲間は降圧剤などの薬を飲み続け、心臓を管理、安定させなければならないのであるが、この血圧の薬を昔は飲んでいたが、今は飲んでもいないし、病院にも行っていないと云う仲間も多い。高血圧を放置して、タバコをパカパカ吸ったり、酒を呑みすぎたり、塩分を摂り過ぎたり、ストレスの多い生活をしていると、心筋梗塞、脳出血、脳梗塞などの発症の危険性が一気に高まる。そうなった時はそうなった時なのであるが、そうならないためにも、医者に行って、しっかりと検査をしてもらい、そして高圧剤などの薬の提供を受けることが、心臓を長持ちさせる秘訣である。お金がなくても、保険証がなくても、福祉事務所を通せば病院にはいける。新宿区には大きな病院が多いので、名医と呼ばれる医者も多く居る。福祉であろうが、路上であろうが、しっかりと診てくれるので、その点は安心できる。新宿福祉は、路上のまま病院に通わさせてもくれるし、宿が必要なら宿も用意してくれる。都内最大の路上の仲間の数をいつも記録する新宿区だけあって、その点はしっかりとやってくれている。とりわけ病気の人には優しいのが、新宿福祉の伝統でもある。
 福祉の窓口は「ちょっと」と云う仲間は、福祉事務所の隣に、相談所「とまりぎ」があるので、そこでおおまかのところを相談してみると良い。福祉の相談に立ち会ってもらえるし、色々なアドバイスももらえる。
 病気は感染症の新型コロナだけではないので、歳を取れば取るだけ、その他の病気も色々と意識をしておいた方が良いだろう。病気と云うのはなってみなければ分からないものなので、経験者の話もしっかりと聞いてみることも必要かも知れない。
 まあ、できる限りの健康を。
 


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新緑の季節へ     

これから汗ばむような初夏の気候が多くなるので、衛生面での 注意も怠らずに。
シャワーサービスもやっています。

 仲間たち。
 ようやく春になって、桜が咲いて、それからと云うもの、おかしな気候に振り回され続けていたら、桜も散り、気がつけば4月も下旬。早いもので、新緑の季節である。春らしいと云うより、汗ばむほどの初夏らしい日がこれからは増えて行くことであろう。気象庁による関東・甲信の長期予報が発表されているが、5月は天気が変わりやすいものの晴れの日が多く、気温も高め、6月から雨の日が多くなり、梅雨はしっかりと来るようである。そして、梅雨が明けた7月は晴れの日の夏日が続くとのことである。基本平年並であるが、気温は高目、降水量も多めだろうと、そんな予報である。季節を感じられる普通の天気になってくれれば良いのであるが、まあ、そうなることを祈っておこう。
 まあ、暖かくなると、寝床から色々な虫が出てきたり、保存していた食料にカビが生え、食中毒のリスクも高くなりと、衛生面を気をつけるようにしないと、快適な生活はなかなか送れない。あまりに汚い格好でいると世間さまからは嫌われるし、街中にはなかなか出れなくもなってしまう。同じ下着やら洋服やらを着続けていると、おなじみの「疥癬(ダニが皮膚の中に入ってしまう感染症)」など、皮膚病になってしまうこともある。衛生面での苦労と云うのは、同じ暮らしをしてきた俺らにしか分からないもので、とにかくシャワーでも良いから身体を洗い、下着も定期的に取り換える。着るものも取り換える。それしかない。食い物を出す団体は山ほどあるが、衛生面の支援をしっかりとやっている団体は少ない。そう云う支援を色々と活用してもらい、これからの季節は衛生面での注意をしっかりとして行きたいものである。
 ちなみに役所の方が、ここら辺のことは意外としっかりとやっていて、新宿区で云えば「とまりぎ」や「福祉窓口」でのシャワーであるとか、衣類提供であったり、まあ、汚い格好で病院に行かせる訳にはいかないので、何かの相談の時には「シャワー浴びてく?」となる。それはそれで助かることなので、こちらも活用をしていこう。
 感染症と云えば、新型コロナの「オミクロン株」の方は、東京都でも新規感染者は高止まりの状態から、減少傾向に転じたようではある。このまま順調に減れば「第6派」と云うのは終わりとなり、次の株が出るまではしばらくの小康状態となるであろう。中国の上海は今、すごいことになっているようだが、諸外国を見ても、このウィルスの感染流行の波は「不均等発展」(?)のようだが、欧米ではマスクの義務化が一部において解除されるなど、規制をするよりも、ワクチンで予防をし、感染し、発病したら治療薬を投与すると云う対応の流れに変わっているようである。そうやって、普通のウィルスになって行くのか、その点は良く分からぬが、結核菌が未だに有るよう、撲滅はされないのであろうことは予想できる。過度な予防ではなく、普通の予防はこれからも必要であろう。これから暑くなるとマスクも大変であるが、あまり過敏にならずに、回りに人が居ない時は外してひと休みするなどの工夫もしていこう。熱中症に注意が必要な季節は目の前でもあるし。

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五月晴れを     

今度の日曜日昼は鍼灸相談会もあります。
夕方はお医者さん達が 一緒にまわるので、調子の悪い仲間は声をかけて。

 仲間たち。
今日から5月。新緑の季節であるが、雨ともなれば、梅雨を思わせるじめじめした天気となり、雲が多い安定しない天気が続いている。颯爽した風薫る季節になってくれれば良いのであるが、近ごろの天気はそう云う爽快さはどこかへ行ってしまったようでもある。
 世はGWとなり、今年は久しぶりに行動制限がないので、どこの観光地も賑やかなようである。かくいう新宿も観光地でもあるので、どこも人が多い週となるであろう。ちなみに、当然ながら役所はお休みなので、用がある仲間は、明日の月曜日か金曜日、隙間の平日に行くようにしよう。病院も外来は大概休んでいるので、緊急事態の場合は、救急車を呼ぶこととなる。いつものことではあるが、新宿のGWはいつもそんなものである。
 身体だけは引き続き、色々留意していこう。 
 今日はちょいとお堅い話しを。
 厚生労働省は先日、「ホームレスの実態に関する全国調査(生活実態調査)結果」を発表した。これは「ホームレス自立支援法(特措法)」に基づき、昨年の11月に20名以上の路上生活者が確認される全国自治体で、一斉に行われたものである。そう言えばと云う仲間も居ると思うが、東京では320名の仲間の回答があり、全国では約1200名の回答を得たもので、かなりしっかりとした調査となっている(国がやるものだからそれはそうであるが)。
 「ホームレス自立支援法(特措法)」の期限は、あと残り5年と云うことになるが、その最後の5年に向け、どう「見直し」ていくかの下地になる調査ではあるが、この種の法律の「見直し」と云うものは、実のところあまり見直されないので、その点での期待はほとんど出来ないが、全国の仲間の実情を知るにはとても良く出来たものである。この全国調査、毎回特徴点として言われるのが、「路上生活の長期化と、高齢化」であるが、今回の調査でも、路上歴10年以上が40%と圧倒的に多く、70代が34.4%と、これまた高齢化を示し、若いのが世間で云うようにそんなにいるのかと云えば、そうではなく平均年齢で63.6歳となっている。生活場所が決まっている者が79.5%で、内訳はテントを貼って暮らしている公園、河川、道路の仲間が、その内 67.5%も居り、多数を占めている。全国的にみると、まだまだかつての東京のような状態が続いているとも言えるし、新宿から見ると、駅や街角で寝ている、俺らがいつも出会っている仲間は、いつの間にやら少数派になってしまったと言えるようだ。また、新型コロナとの関連では、この1年内で路上生活になってしまった人が全体の19.7%(前回調査より1.9%減っている)であるが、「コロナ禍」を理由にあげている仲間はわずか6.3%で、これまた世間でいわれているよう、そんなに大きな影響は見受けられないようだ。
 まだまだ興味深いところがあるのであるが、誌面が尽きたので、次回に続く。調査結果は厚労省のホームページで公開されているので、興味のある仲間は図書館などから検索を。

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菖蒲葺く     

初夏の陽気になったら熱中症にも注意を。
気温もころころ変わる ので、体調管理はしっかりと。何かあったら福祉へ。

 仲間たち。
 相変わらず雨が多いが、沖縄地方では早くも梅雨入り。雨の季節の近さを感じさせられる。騒がしかったGWも終わり、それに伴い新型コロナの新規感染者数も減り、新宿の街も、いつも通りに戻って来ることであろう。
 晴れたり曇ったり、雨が降ったりと、そんな気候ではあるが、晴れた日には初夏の陽気となり、そろそろ熱中症に気をつけましょうなんてことになってもいる。適度な水分補給、塩分補給を意識しておいた方が良い頃でもある。気分が優れない時はすこし休む。体調維持は肝心である。
 先の国による「ホームレスの実態に関する全国調査(生活実態調査)」でも気になるところがあって、健康状態が「あまりよくない」「よくない」と回答した仲間が34.9%もいて、そのうち治療等を受けていない仲間が63.5%と、健康状態が良くないのに、病院には行かず、少し無理して生活を続けている仲間が全国的には結構多いようである。全体の年齢が、60歳以上の仲間がなんと70%にも達し、また、野宿歴も10年以上のベテランさんが40%にも達し「長期、高齢化」していることで、健康問題には当然ながら影響は出るし、誰しも年をとれば、身体のあちこちに弊害が出る。無理した生活なら尚更である。そこは、皆同じだからと安心するのではなく、健康状態があまりよくなければ、病院に行きましょう、療養に適した生活に変えてみましょうと、そんな話しになる。病気と云うのは、ほっておけばどんどんと悪化する。どこかで検査なり、治療が必要な時が来る。それをしないと急に悪化したり、救急で運ばれた時には時遅しなんてことにもなり、医者から「何でほっておいたんだ!」と怒鳴られることにもなる。
 福祉等の制度を知らないのかと云えば、そうでもなく役所のやっている「巡回相談員」にあったことがあるが78.9%もいて、シェルターも自立支援センターもほぼ知っていて、おまけにかつて生活保護を利用したことがある仲間は32.7%もいる。もはや多くの仲間が知っているのだけれども、「保険証がない」「お金がない」を、周りへの言い訳にして、実は「踏ん切り」がつかないのだろうなと、そんな感じである。まあ、いつも言っているが、そうなった時は「穴をまくる」のが肝要である。
 病気の内訳も、ざっくり言えば、めまいなど循環器系の症状と、腰痛など整形外科系の症状が多いし、かつて高血圧の診断を受けたなんて云う仲間が多い。年を取れば一般の人でも成人病のリスクは高まる。おまけに肉体労働で酷使していた身体は、これまた加齢とともに神経や骨に影響が出る。よくよく考えてみれば、調査するまでもなくそう云うことになるのであるが、調査したことによって実証され続けているとも言える。結論から言えば、病を抱えながら路上に居ることは不健康であると言うことである。(どこまでしっかりしているかは不明であるが)仮小屋やテントを張っている仲間は31%。それ以外の仲間の寝床は、健康と云う側面から云えば、かなり厳しい。
 国や学者さんは調査をしたから何かをやる訳ではないので、まあ自分で何とかするしかない。調子の悪い仲間は、まずは福祉事務所に行って相談をしませう。

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走り梅雨     

じめじめして湿気が溜まりやすい気候になります。
衛生面での注意をいつもの倍以上しておこう。

  仲間たち。
  先週はちょいとバタバタしていて、やると予定していたものが急きょ中止になったりして、大変申し訳ない。お許しを。今週からは何とか予定通りしていくつもりなので、宜しく願いたい。v  さて、早くも梅雨の走りのようで、雨の日が多くなって来た。気温はそれなりにあるので、夏の雨のようにもなり、むしむしした不快指数の高い雨にもなる。大雨にも注意が必要である。そして、あちこちに湿気が溜まり、カビにとってはもってこいの気候で、とても不衛生な季節でもある。関東の梅雨入りはもちろんまだなので、停滞している前線もどこかへ行き、晴天が戻ってくるだろうが、その後には本格的な梅雨シーズンとなる。今年は早まるような気配もあり、長引いた時はちょいと鬱々ともなるので、嫌な季節の到来でもある。
 まだまだしつこく、この話題を続けるが、国による「ホームレスの実態に関する全国調査(生活実態調査)」では、この衛生面に関する質問も分析はまったくない。質問表を作った官僚や学者さんは、年を通して野宿などしたことないだろうから、俺らが週に何回、風呂やシャワーに入っているかとか、衣類をどうしているだとか、寝床の衛生環境がどうなっているかだとかは興味も関心もないようである。時期柄「新型コロナウィルス」との関連は調べたがっているようであるが、その病気やら感染の基盤でもある、どう云う衛生環境で暮らしているかは、どうでも良いようである。保健所ならもちろんそう云うことは聞くし、福祉の介護予防系の人も当然ながら聞く。どのような日常生活をしているかを知らないと対策などとれないからである。唯一出てくるのは「困っていること」の中の質問で「入浴、洗濯等ができなくて、清潔に保つことができず困っている」が全体の12.9%であるが、困っていることなど幾らでもあるのに、特に困っていることをひとつだけ○をつけなさいとなっている。そうなりゃ食い物に○が集中することになり偏りが出てくる。「皮膚のかゆみや発疹」が現在の自覚症状として12.6%もあるので、その点はしっかりと着目していかないと、ただ「もっともらしい調査」をしましたで終わってしまうであろうし、国は、そう終わらせ、あとは自治体の問題よ、としたいのであろう。 
 「今後の生活について」と云う質問で「今のままで良い」とする仲間が40.9%。「現在の気持ち」の質問で「なんとかなると思っている」が44.5%。この、野宿をしててもなんとかなるよ的な楽観主義は、とても頼もしい。国や学者や俄支援者はそれを否定的に捉えるのであろうが、俺らは、「それはそうだね。悲観しても仕方がないよね、なんとかなるよ人生は」と深く同感し、「それでも本当に困った時には役所なりに頼った方が良いかもよ」と返したい。
 まあ、下手な分析をするよりは、それは、それで良いのかも知れない。
 そんな話しがまだまだ続く。  

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雨月の路上     

新型コロナウィルスワクチン3度目の接種のための予約相談
新宿福祉事務所の相談窓口で開始されています。

  仲間たち。
  しとしと、じめじめの季節にはまだ早いと思うのであるが、雨の日の一日はもはや梅雨時期のそれである。平年であれば6月の上旬か半ば頃、関東は梅雨入りして、紫陽花が奇麗な頃となるのであるが、どうも今年は6月の頭頃には梅雨前線が北上し本格的な梅雨になるのではないかと予想されている。早め早めに季節が過ぎ行くようである。その早さに身体が追いつかないなんてこともあるので、気候の変化には気をつけて行きたい。つい先日まで冬から春へ季節が変わったばかりなのであるが、もう春から初夏への季節の変わり目でもある。そんな世の中に身を置いているのであるからして、それはそれで、上手に適応をして行きたい。
 洋服や生活備品の提供、マスクの提供、シャワーサービスの実施など、この季節に特に必要な活動は引き続き続けているので、こちらも上手に利用して頂きたい。
 さて、今日は新型コロナのお話。ちょうど半年前、住所がなくても、接種券が手元になくても新型コロナのワクチンを打たせてくれとお願いして、快く引き受けて頂いた新宿保健所と新宿福祉事務所。俺たちのための集団接種会が11月2日と、二回目11月30日に実施され、多くの仲間が接種を完了した。その後、年が明けてから「オミクロン株」なるものが大流行したが、ワクチンを打っている人は感染しても重症化は防げ、叫ばれていた医療の危機と云うのは何とか回避され、「緊急事態宣言」とか「まん延防止措置」であるとかの、営業制限や行動制限は解除されたのは周知の通り。それでも新規感染者は多く出て来たが、GW明けの新規感染者数も減り続けており、東京都は3千人の数字ではあるが、重症化率と病床使用率はとても低く、大慌てで急きょ確保した専門の病棟の床数を、もう大丈夫、減らしましょうとなっている。先日、屋外のマスク着用は、人と人の間が2メートルの距離があって会話をしなければ着用はしなくても大丈夫との専門家や政府の見解が示された。緩和の流れである。
 そんな中、重症化を防ぐワクチンの効果はあったと、国は3回目の接種を推奨している。ワクチンの効能が時間と共に薄れてしまうので、二回目を打って、半年経ったらもう一回が、望ましいとなっている。世界中の感染が収まらないところでは、いつまた感染拡大になるかも分からないので、そう云う話になって行くのであろう。ワクチンとはそう云うものだと考えた方が良いのかも知れない。つまりは最善の予防である。  先日の集団接種会に参加した仲間は2回目が11月30日なので、来月頃に3回目の接種をした方がワクチンの効果は維持する。今回は接種会のような形はとらず、まず、福祉事務所に顔を出し、そこで予約し、接種券を発行してもらい、その後、公民館などでやっている接種会場で打てることとなった。以前の接種証明書をなくしてしまったでも大丈夫。記録はあちらにもあるので、その時使った同じ名前で申告すれば、確認はとれる。接種券を持っている人ももっていない人も、一回しか打っていない人も、打ったか打っていないか忘れた人も、まずは新宿区福祉事務所の窓口で相談をして、段取りをつけてもらおう。

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若葉の盛り     

仲間のための3回目の新型コロナワクチン接種。
申し込みが 新宿福祉事務所で始まっています。(裏面参照)

  仲間たち。
 初夏のような陽気が続いたと思ったら、ゲリラ豪雨のような雨と、段々といつもの夏のような気候となってしまった。今週も気温は高いが曇りがち。じめじめとした蒸し暑い日が続きそうである。雨など降ったら尚更蒸し暑くなりそうである。
 熱中症への注意が早くも呼びかけられてもいる。くそ暑い時にマスクなどしていたら呼吸困難にもなりそうなので、屋外でのマスクの着用は人と接する時以外は不要であると、政府も医師など専門家さん達も言っているので、今年の夏はマスクの着用に関しては、少しは変わってくるのであろう。一律ではなく、ケースバイケースで考えていこうと、云うことらしい。
 その新型コロナ。東京の新規感染者数は軒並み減り続けて、東京都の「リバウンド警戒」云々の規制も、当然ながら延長せずそのまま終了と相成った。これまでの歌舞伎町等を敵にまわした飲食店への過度な規制は、これにて終了。今後もよほどのことがない限り、同じようなことはないであろう。また、外国人観光客もそろそろ受け入れるようなので、そこら辺の活気もじきに戻ってくるだろう。
 オミクロン株の新種などと騒がれていた事案もなく、また、オミクロンに変わるコロナウィルスも今のところはなく、これにてだいたい終了のような感もある。新規感染者数は一時期に比べれば、それなりの数とはなっているが、その大半はPCR検査を無料でやり始めたこともあり、無症状の若者などの数が多数入っており、重症化率はとても低い。ワクチンも治療薬も広く行き渡って来たので、恐るべきウィルスから、普通のウィルスに変わっていくのであろう。警戒を呼びかけるには、危機を煽るのがてっとり早いのであるが、それもほどほどにしていかないと違った方向に行ってしまう。そう云う閉塞感はとても宜しくないので、予防は状況を見ながらしっかりとし、あとは普段通りと云う暮らし方に戻るのが良のであろう。  その新型コロナのワクチンの件、「住まいのない(住民票がない、不明な)方へ」のワクチン接種のお知らせが、新宿区から発表されている(裏面参照)。昨年の接種会から半年経ち、3回目のワクチン接種が可能な時期となったので、3回目の接種を希望する仲間(もしくは始めての仲間も)はこの機会にどうぞと云うことである。
 打った方が良いのかと云う問いが多いが、高齢の仲間や基礎疾患がある(高血圧であるとか、持病をもっているとか)仲間は、よほどの事情がない限り積極的に打った方が良いと云うのが、社会のコンセンサスになっている。政府もそれを推奨している。まあ、だから無料で、誰でも打てるようになっている。
 ちなみにワクチンを打ったからと、決して感染をしないと云う訳ではないが、感染したとしても重症化はしにくいと言われている。それはそれで信じて、予防のために打っておいた方が良いだろう。巷では、4回目の接種も始まっている。まだウィルスが撲滅されていない状況では、とりわけ高齢者や基礎疾患のある人は、安心のため、その効能を維持させておいた方が良いとの医学的な判断でもある。自分の身を守ることと、一定の安心を得ること。世間が無責任に色々と煽っている中では、そう云う安心感も必要である。

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桜桃の候     

新型コロナワクチン。仲間のための3回目の接種が始まりました。
手続きは、いつでも良いので新宿福祉事務所へ GO。

   仲間たち。
暦は6月。早いもので今年の折り返し地点であり、じめじめとした雨の季節でもあり、じっとりとした蒸し暑い季節でもある。すなわち、不快指数が高く、精神衛生的にもあまり宜しくない季節でもある。何か気晴らしを見つけた方が良いかも知れない。
 初夏らしい季節が続いていたが、今週は雲が広がりやすく、大雨もあるとの事。けれど、低気圧の影響もあり、気温が平年よりも下がるらしい。最低気温が15度前後となると、雨など降れば、ちょいとひんやりとした夜ともなるので、着るものや、寝床の装備なども、少し工夫が必要でもある。例年、梅雨時期の夜は意外とまだまだ寒いもので、油断をしていると風邪を引く。天気予報とにらめっこをしながら、日々の生活を考えていこう。
 俺らがワクチンを打つ頃は、半年前もそうであったが、感染拡大は収まりつつある時期のようである。それでも念のため3回目のワクチンは打っておいた方が良い。とりわけ高齢者や基礎疾患のある仲間は、念には念をいれた方が宜しい。住民票がなくても、接種券が届いていなくても、打てるので、接種希望の仲間は新宿福祉事務所で予約のための手続きをしておこう。
 さて、「コロナ渦」と云う言葉が流行っていたが、その影響はどんなものかと、先の「ホームレスの実態に関する全国調査(生活実態調査)」でも、ひとつの項目を作って検証されている。具体的な影響があったと答えてもらいたくてわざわざ付け足した項目なのであるが、それに反して「そんなに変わんねえよ」「まあ、色々ね」と云うような「その他」の回答が全体69.7%で、次いで「収入が減った」が15.3%。食べ物が「減った」が10%程度であった。また、新型コロナの影響(仕事がなくなって)で新たに路上生活になってしまった仲間は、全体の6.3%。感染拡大で路上の仲間が増えたようなことを無責任に煽る有識者も多いが、それを否定するような結果にもなっている。路上において新型コロナ感染拡大の影響は、多少はあったものの、そんなに強く、具体的にあったとは言えないし、それが対策や状況に及ぼす影響は、あまりないと言うことである。
 そもそも、「収入のある仕事」に就いている仲間の率は年々減っており、平成15年調査で64.7%だったものが、今回調査では48.9%になり、半分を切ってしまった。その反面、年金など「仕事以外の収入」がある仲間が平成15年調査では13.4%から22.1%に増えている。仲間の「高齢化、長期化」の中で、仕事の面も収入の面も変わっている。それは、「コロナ渦」やら「景気」だけの問題ではない。こう云う調査は「ステレオタイプ(固定観念)」を抽出して、「納得」して終わりなのであるが、そもそも俺らの世界では、それぞれの幅があり過ぎ、また、事情もまた複雑すぎるので、平均値が出たとしても、ここにはそんな人は居ないよと、云うことともなる。
 まあ、何でもかんでも「コロナ渦」のせいにする風潮も、もう終わりである。そんな簡単で単純なものではないから、この世界はまた面白いのである。

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梅雨寒     

梅雨のうっとうしい時はシャワーでも浴びてさっぱりと。
着替えもしっかりと。

   仲間たち。
   関東地方も梅雨に入った。今期はしっかりと雨の降る梅雨のようで、気温も嘘のよう下がってしまい、冷たい梅雨の日が多そうである。ちょいと晴れ間が覗いて気温が上がれば、今度は蒸し暑くもなる。曇りの日はじめじめとしてくる。どんな天気でも不快指数は高まる季節でもある。壮快な夏に向けた試練だと思えば気分も替わる。鬱屈としないことである。
 気温がコロコロ変わるので、風邪などもひきやすくもなる。気圧のせいか、神経痛やら頭痛なども悪化したりもする。じめじめしていると食べ物も腐りやすくもなる。虫刺されなど皮膚系の病気も増えてくる。  虫と云えば、都内の公園でも生息している「チャドクガ」は、一度さされると全身が発疹だらけとなり、発熱もして、悪い場合はショックで失神と、生命にかかわるような症状を引き起こすので、公園でひと休みする時はツバキやサザンカの木の近くは気をつけるに越したことがない。公園によっては注意書きがしてあるので、それをしっかりと見ておこう。たかが毛虫でも猛毒性の強いものは結構居る。ダニにしても、皮膚の中で生息してしまうと、この世界ではおなじみの「疥癬」と云う病気となり、かゆいからと掻いているだけでは治らず、広がってしまう。
   衛生面での注意と云うのは、どうしても個人の努力に課せられてしまうのであるが、風呂にも入れない。着るものも着替えがない。寝ている場所は不衛生な道路の上という状態であると、衛生面は悪化の一途である。しっかりと、そこを支援したり、下支えをすることが、現状を維持するためにも必要なのであるが、どうしても役所がやると、そこの観点は抜け落ちてしまう。世間もまた可哀想と言うだけで、もしくは見苦しいと言うだけで、終わってしまう。最近、人通りが増えて来たことも関係あるのか、通行人からの苦情とやらも増えているようでもある。路上の仲間がそんなに珍しいのかとも思うのであるが、全体数が少なくなっている中で、そのような都会になっているかのようである。
 こと、新宿で苦情を言うなんてのは、かつて「あらゆる階層のデパート」と呼ばれた宿場町新宿の歴史も知らん新参ものであろう。色々な立場や事情ある人々が入り交じって作られたのが新宿と云う街であり、お互いの立場を気をつかって、尊重しあいながら、行政もまた「まあまあ」「新宿なんだから」とやって来たのが、この街である。
   まあ、それはともかく、衛生面での支援は、衣類、下着類の提供、シャワーサービス、医療面での相談、結核検診等、こと新宿では、官民あわせて色々とやっている。新型コロナのワクチンも1回目でも3回目でも、誰でも打てるようになっている(新宿福祉事務所の窓口で申請を)。
   せっかく新宿に居るのであるから、そう云うものを積極的に使いながら、貧しくとも自分の生き方にあった今の生活を何とか維持していこう。

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夏至の候     

突然の豪雨には注意を。とにもかくにも濡れないように。
シャワーサービス各所でやっているのでそんなのも利用しよう。

  仲間たち。
 梅雨の真ん中であるが、夏日が復活し、梅雨寒も終わり、気温も急上昇である。まあ、天気はぐずついているので、蒸し暑く、曇りがちで雷雨など夏の雨が中心の梅雨後半となりそうである。暦も6月後半。夏が近いと云うことでもある。
  しつこく続けていた連絡会の毛布配布は今月末で終了である。それでも雨で濡れちゃってとか、汚れちゃってとか、なくしちゃってと云う時は倉庫にまだ在庫があるので、事務所の方まで取りに来て頂くなり、スタッフに予約して頂くなりすれば提供は可能である。もう毛布など要らないよと云う声が圧倒的なのであるが、意外と意外で必要な時もあったりする。そんな時は声をかけてもらいたい。荷物の保管が難しい仲間は、防寒着類ももう要らないであろう。一般の人と違って東京の路上の場合は、衣替えは梅雨寒が終わってからと、だいたい決まっている。どこでも寝れる季節とはなるが、それでもまだ梅雨の最中なので、気温の変動、天気だけは生活に直結してしまうので、気をつけて見ておこう。
 無料のシャワーサービスは連絡会事務所でもやっているし、新宿でも「とまりぎ」でやっているし、下着の取替もしてくれる。病院に行くときなど用に新宿福祉事務所の中にもシャワーがあるので、それも使えるし、着替えもできる。これからの季節は、公園で水浴びもできるかも知れないが、それをすると、子供達への迷惑と言うことで、色々と問題にもなってしまうので、せっかくそう云うサービスが充実しているのだから、使っていこう。雨にあたったら、全部着替えをしてさっぱりした方が衛生的にも良い。そのままにしておくと、風邪を引くし、虫もつく。雨宿りの場所は、あまり長時間居られない。どうしても移動しなければならないとか、ここは安心と思った場所でも豪雨だと予想外に濡れるなんてこともある。雨の予報の日は気が気ではないが、濡れちまったあとのことも、色々と考えねばならない。タオル一枚持っているのと持っていないのでは違う。
 衣類等の配布はこれから夏物が中心になるが、生活に必要なものは可能な限り色々な物を都庁下に持って行くので、喧嘩をしない程度に選んでもらいたい。こちらはドラえもんではないので、有るもの無いものがあるのは、ご了承願いたい。それに文句を言うのは自由であるが、いちゃもんはつけないように。丁度、選挙になるが、文句を言ったり批判するのが格好良く見えるかも知れないが、意外とそうではなく、「文句があるなら自分でやってみそ」と切り替えされるだけで、もし、それを自分で出来なければそれはそれで格好は悪いものである。今は風評被害なんて云う言葉があり、ネットなどでの誹謗中傷も厳罰化された。言いたい放題言っていれば、いずれ自分に返ってくると、そう云う時代でもある。
 そんな中、俺らは、もちろん自力で、そして足りないところを色々な支援を利用、活用しながら、地道に生きていくのが良い。他の階層の人々など構ってもいられないし、比較したとしても詮無い話しである。

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梅雨は何処     

真夏日連続につき、熱中症対策は徹底していこう。
調子が悪ければ福祉を通して病院へ。

 仲間たち。
 梅雨前線が北の方へ行ってしまい、青空が照り出したこともあり、6月としてはかなり異例な、30度超えの真夏日が続くようである。このまま梅雨が明けてしまえば、夏が長くなり、水不足だ、電力不足だと、そんなことも予想される。季節の気まぐれは困ったものである。
 こう暑くなると、とにかく熱中症対策。汗をかいたら、塩分、水分を適度にとって、疲れたら公園の木陰で休む。そうやってこれからの季節に身体を合わせていくしかない。図書館、デパート、地下街など、冷房が効いていて無料で休める場所は複数個所チェックして、猛暑の時の「マイ避難場所」も選んでおいた方が良い。新宿の街は、何もかもがごちゃまぜなので、公園もあり、繁華街もありなので、その季節に適した場所と云うものは幾らでもある。そう云うものを活用していくのも生きる知恵である。
 空調がしっかりしていない狭い個室であるとか、窓がない締め切った部屋であったり、近隣との距離が近すぎ風通しの悪いアパートであったり、劣悪とは言わないまでも、熱中症対策には適さない部屋や施設と云うものは多くあるし、そう云うところは家賃相場が低いので福祉関連に使われるケースが多い。施設にも色々あり、アパートにも色々ある。これからそう云うところを利用しようと云う仲間は、事前にしっかりと見るなり、聞くなりして、住環境がどんなものなのか?クーラーがついているのか?その使用時間に制限などがついているのか?などを調べてからの方が安心である。熱中症は道端で倒れるよりも、部屋の中で倒れ、動けなくなり、発見されれば救急車、発見されないと、大家が部屋を開けてみたら死んでいたと云うケースがほとんどでもある。これから熱帯夜も多くなるだろう。そんな時は少しでも風通しの良い場所で寝るのがベストである。
 屋外で働いている仲間は、本当に無理せず、注意をしていかないとその場でパタンなんてこともある。しっかりしたところは労働安全衛生が行き届いているが、末端ともなれば「怪我と弁当は自分持ち」なんて会社は幾らでもある。アルミ缶など自営の仲間も、水分はいつも身近に持つ。塩飴をポケットに入れておく。それだけでもかなり違う。対策を自分で心がけていこう。
 急激な気温の変化と云うのはそれに慣れる時間が必要である。そこを上手にしていかないと「体調異変」なんてこともある。新型コロナの方も下火になったとは云え、まだまだ存在はしている。夏なのにインフルエンザが子供たちの間で流行っているようで、季節外れの「学級閉鎖」もあったとのこと。風邪だとかインフルだとか、コロナだとか、結核だとか、肺炎だとか、夏バテのようになり、身体が弱って、基礎体力がなくなると、そんなものも襲って来る。そう云うこともしっかりと心得ておこう。歳を取ると云うことは、病気になると云うことでもある。調子が悪い時は、早め早めに病院へ。保険証やお金がない時は、福祉事務所で相談してから指定の病院へ。

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